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切りぬいた空のむこう

おくいただしの切ったり貼ったりさぼったり…

週末は東京です。

あいかわらず、
寸前になってバタバタする癖は治ってませんが、
アースガーデンの出店がんばってきますね。
お近くの方はぜひ遊びにきてくださいね。

会場が広いので出店場所がわかりにくい時は
プロフィールのところに携帯番号をのせておきますので
電話して下さい。


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ではいってまいります。

絵本と出会う

20年ほど前、一緒に自費出版をしていた友達に
「この本、すごいええで」って借りた絵本がありました。
その友達が昔好きだったバンドのボーカルの伯父さんにあたるひとの絵本。
友達が、そのボーカルのひとのエッセイの中で、
伯父さんについての記述をみつけて、さっそく本屋さんで見つけてきたらしい。
めぐりめぐって出会いました。

ずっと眺めていたくなる切り絵と、
ココロをきゅっとつかまえてはなさない詩がつまった絵本。

見た瞬間にとりこになって、
ひと目惚れしたみたいに、ドキドキしながら読みました。
ボクが切り絵を始めたのは、すべてその出会いからです。

好きになりすぎると、まわりがみえなくなるといけないからって、
なんか、恋愛下手の大人のような理屈をこねて、
まだ読んでない本もいくつかあったりします。
そんな不器用なことをしてしまうくらい、
とにかく一生かかって接していたい、大好きな作家です。


7月の最初の日、
納品に訪れたクラフトショップ咲楽さんで、
一冊の絵本に出会いました。

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咲楽さんを通して出会った「ひらやまなみ」さんの絵本。
20年前に感じた、あのドキドキした気持ちになりました。

「きょうもいい日」。
悩んだ時も、落ち込んだときも、うれしい時も
バタバタしてるときも、なにげない時も、
素敵な一日にかえてくれるきっかけになる呪文のような言葉。

暮らしの中に寄り添うように、素敵な物語がいつもひそんでいて、
それに気付いたときって、ちょっと幸せな気持ちになります。
それを見つけたときって、とても豊かな気持ちになります。
そんなことを教えてくれる絵本です。


ひらやまさんも、同じ作家さんが好きだって聞きました。
同じように、あの絵本たちにココロ踊らせたひとが、
こんなすごい絵本をつくられたことが、すごく嬉しいです。

ほんとに素敵な絵本ですので、ぜひ読んで下さい。

さばくのえんとつ


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誰にもきづかれないよう
こっそりと出かけよう
僕たちしか知らない
はじめての秘密
しのび足で木立を抜けて
そっと手をつないだら
黒い湖面に揺れている月が
見て見ぬふりをした
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