月食を熱く語り過ぎてお知らせが遅れました。
そんな月食を挟んで昨日、一昨日と2件展示の打ち合わせに行ってきました。

一件目は近江八幡の尾賀商店の咲楽さん。作品を通したひとのつながりを、とても大事にしていただいて、咲楽さんを通していろんな出会いをもらっています。その咲楽さんが12月で尾賀商店のお店をひと区切りされることになりました。数ヶ月前家で珈琲を入れてる時に、奥さんからそのことを聞いた時に「白い部屋のギャラリーで展示する話を果たせなかったなぁ」って心残りが頭に浮かびました。「白い部屋のギャラリー」は尾賀商店の中の一室が、白い壁のギャラリーになっいて、そこでいろんな企画展をされている場所です。数年前から話をいただきながら、なかなかタイミングが合いませんでした。珈琲を入れ終わって戻ると、咲楽さんも心残りに思っていただいてるそうで、12月に展示を依頼していただいたと奥さんから聞いて、目頭がじんわりするくらい嬉しかったです。しかも最終の12月に。
初めに話をいただいた時に頭の中でイメージした企画があったんですが、今回はそれを形にできるよう頑張ります。普段の作品つくりとまったく違うものに挑戦するので、どんな風になるのかをうまく説明できませんでしたが、咲楽さんも快諾してくださいました。また詳しくお知らせさせてもらいますが、会期は12月6日から24日です。お近くの方だけでなく、遠くの方にもぜひ観ていただきたいので、それに応えられるような作品になるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

もう一件は生まれた町、五個荘での個展です。五個荘の図書館が新しくなって10月の25日にオープンします。その開館記念に個展を開催させてもらうことになりました。僕が通っていた中学校が新しく建て替えられ、その敷地内に図書館も新しく建てられることになりました。打ち合わせに行った新しい図書館は、昔の中学校の正門から昇降口があった辺りで、全然景色は変わってるのですが、なんとなく懐かしい感じがしました。個展の話をいただいた図書館のかたは、まだ学生だった頃に初めて個展をさせてもらった八日市図書館におられた方で、時の流れと縁を感じます。もっと切り絵を作りたい、発表したいって思ったのも、その時に個展の機会をもらえたからだと思います。あれから20数年、ときどき昔の作品をみると懐かしかったり、勇気づけられたりしますが、今回はその頃の作品も額装しなおして展示できればと思っています。会期は10月25日から一ヶ月です。

今年の秋から冬にかけては、そんな縁を感じる個展が続きます。
ぜひ足をお運びください。