2008年もあと少し。

さっきからまた雪が降り始めました。
このぶんだと除夜の鐘が鳴るころには、静かに雪が積もってそうです。
「ゆく年来る年」みたいな凛とした大晦日になりそうですね。
ここ数年、うちの近くの多賀大社の周辺で大晦日から三ヶ日にイベント出店してましたが、今年はそのイベント自体が中止になり急に自宅で新年を迎えることになりました。
いつもなら今頃は搬入をすませて、いったん家に戻って年越しの出店にそなえてバタバタとお風呂に入ったりあわてて年越しソバを食べたりしてる頃なんですが、
今年はぬくぬくと炬燵に入ってます(笑)

今年もあちこちのイベントに出展させてもらったり、
展示をさせてもらったり、いろんなひとと出会う機会をもらったりと、
おかげさまで充実した一年をおくらせてもらいました。
展示やイベントに足を運んでくださったみなさん、
ブログ等で励ましてくださったみなさん、
ほんとにありがとうございました。
2009年もどうぞよろしくお願いいたします。


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年の瀬に、今年すごく心に残った展示についてふれたいと思います。
(『西日本道中記其の一』の続きです。やたら間があいてしまいましたが・・・)

奥さんの友人夫婦が熊本に住んでいて、
昨年も山口のイベントの後に、ひとあしのばして熊本まで遊びに行ってたんですが、
今年はせっかく熊本まで行くんだから、向こうでも展示できればと、急きょ会場を探して展示の準備をしました。
遠く離れてるので準備の段階からふたりにいろいろ力を貸してもらったおかげで、初めての熊本での個展をひらくことができました。

会場は、もともと繊維問屋街だったところの空き店舗に、いろんな個性豊かな方が集まり、また新たな街となっている中の一店で、街全体が独特の雰囲気、そう、昔何度も食いいるようにして観たドラマ『探偵物語』の舞台に出てきそうなところでした。(成田三樹夫の服部刑事との掛け合いが好きやったなあ)

初めての九州、熊本での展示で、展示が決まったのが一ヶ月前だったので、前もってお知らせする時間があまりなかったこと、平日の2日間だけの開催ということもあったので、少しでも来てもらえれば次につながるかなって気持ちでの開催でしたが、始まってみるとびっくりするくらいたくさんの方にきていただきました。
友人夫婦がお子さんの通ってる幼稚園のお母さん方や知り合いに、ひとりづつ丁寧に声をかけてお知らせしてくれたり、ギャラリーの方がつながりのあるひとに声をかけてくださったり、来場していただいた方がさらに他の方に宣伝してくださったり。
「奥居匡って誰やろう?」ってところから、時間を割いて会場まで足を運んでもらうってことは大変なことだと思います。
まったく初めての場所だとそれはなおさらだと思います。
そんな中、ひとからひとへつなげてもらったおかげでたくさんの方と出会うことが出来ました。
ひとのつながりの大切さを実感する2日間でした。

来年も熊本をはじめ、たくさんの場所で、いろんなひとと繋がっていけるよう頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

2009年もみなさんにとって良い年になることを祈ってます。

                  2008年 大晦日