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切りぬいた空のむこう

おくいただしの切ったり貼ったりさぼったり…

2008年11月

あたふた2

あたふたぶり、いかがでしたでしょうか?
滋賀県内の放送ですので、県外の方は想像でお願いします。
(12月1日は関西では『くるっと関西おひるまえ』で放送されます。)

うまく編集していただいたおかげで、
まるであたふたしてないかのように見えてましたが、
ここかしこに落ち着きなさはにじみでてました。
体験教室で堂々と写ってたお子さんは、
小学2年と、おにいちゃんが5年生。
ふたりとも実に熱心に、仲良く切り絵に挑戦してくれました。

子どもの頃、広告の裏や、絵描き帳に兄とよく絵をかいて遊んでました。
片方がまずペンで丸やら四角やらヘンテコなカタチを紙に書いて、
もうひとりは、そのカタチに筆を加えて怪獣や動物なんかに
仕上げていくというお絵描き遊びが、ボクはやたら好きで、
何度も兄にねだっては描いてました。
振り返ってみると、それが絵を好きになったきっかけで、
今、こうして切り絵をしてることに、どこかで繋がってるんだと思います。

体験教室の2年生の弟くん、テレビのインタビューで
「うまくできたね。今日の切り絵は何点くらいでした?」って質問に、
すべすべのホッペタを赤く染めながら、
「80点です」って嬉しそうに答えてくれました。
(カメラの後ろでお母さんが手で8のサインを出してくれてました 笑)

楽しく遊んだことが、いつかどこかで、何かのきっかけになってくれたら、
すごく嬉しいことですね。

____________________________

テレビでご紹介してくださったイベント出店のお知らせです。
お世話になってるクラフトショップの10周年記念イベントです。
詳しくはまたゆっくりと書ければと思いますので
取り急ぎリンクを貼っておきますね。

咲sacra楽10周年大感謝祭
12/6(土)、7(日) 尾賀商店(滋賀県近江八幡市)

10thsdms.jpg

あたふた

ワンランク寒くなりましたね。というか、冷えてますね、すっかり。
「雪降りそうやねえ」って友達と話しながらも、
ココロの中で「そら大袈裟やで」ってひとりツッコミしてましたが、
滋賀県も北のほうでは初雪降ったみたいで、北の空は重そうな雲がひろがってました。

今日は21日からの二人展の搬入でした。
彫金作家の吉岡さんとは、以前イベントでご一緒させてもらい、
その後、何度かイベントで顔をあわせてましたが、
今回、ギャラリーの方の企画で、一緒に展示させてもらえることになりました。
並べられた指輪やペンダントトップ、普段自分は身に着ける習慣がないのですが、
吉岡さんの作品からは、使いながら、時を重ねてまた新しい魅力が出てくるような、
消費されない芯の強い美しさがあって、とても素敵な展示になりそうです。

搬入の後、NHK大津放送局の取材をしていただきました。
人物探訪のようなコーナーで、以前お話をいただき、
今回の展示にあわせて取材をしてもらうことになりました。

うーん。いくつになっても緊張しますね(笑)
カメラがまわってると身構えて動きが固まってしまって、
ひとり静止画状態になってしまうのは、なぜなんでしょう。
しかも、会話まで妙にぎこちなくなって、
ちゃんとわかりやすい標準語で答えなきゃって意識しすぎて、
逆に、どこの言葉やねんって感じのイントネーションになったりしてました。
今回のあたふたぶりは、かなり見物かもしれません(笑)
ほんとアナウンサーのひとってすごいですね。
そんな静止画男を相手に、ちゃんと話しを聞き出していってくださるし、
場をよい雰囲気に保ってださるし。ほんとプロフェッショナルを感じます。

期間中にももう一度展示風景などを撮影していただいて後日放送予定です。
滋賀県内では11月26日の夕方、『ニュース610』の中のコーナーです。
さらに、12月1日はお昼前に関西地方で放送予定らしいです。
あたふたぶりは、たぶんツッコミドコロ満載だとは思いますので
大きなココロで見て下さい。

西日本道中記其の一『山口の雨』

報告の順番が後先になったうえに、ずいぶん時間が経ってしまいましたが
西日本ツアー(?)の報告です。しかもやたら演歌チックなタイトルですが、
慕情をひきずりながら、まずは山口篇をお届けいたします。

今年も無事に山口のアーツ&クラフツに参加させてもらうことができました。
山口の後はそのまま熊本へ行くため一週間少し家を空けることになるので、
なんやかんやバタバタ準備をしてると出発がどんどん遅くなって、
家を出たのが夜の10時。さすがにちょっと焦りました(笑)
夜中の中国道をひた走っていざ山口へ。
広島に入ったあたりからの霧がすごくて、数メートル先がぼんやりするぐらい、
まるで雲の中を走ってるみたいな感覚でした。標識を照らすライトの筋が
とても幻想的で、なんかのアトラクションなら、いい感じの演出効果ですが
眠気と戦う身にとっては大変でした。

なんとか無事に間に合った早朝の山口は・・・・小雨。
週間予報では晴れマークだったので、それ以降まったく安心してましたが、
さすがは秋の空。心変わりは世の常ですね(なんやそれ 笑)

今年はワークショップも担当させてもらうことになり、
出店ブースの隣にテントと机を準備していただき
用意していった下絵をもとに切り絵体験をしてもらう場をもたせてもらいました。
時々、ふわっと風が吹いて下絵が飛ばされたり、
日曜日は淡々と降る雨のしぶきが吹き込んだり、
寒さで指先がかじかんだりと、いろんな悪条件が重なる中
それにも負けずに、たくさんのひとが体験に熱中してくれました。
家族で力をあわせて切り絵に取り組む方や、
すごい集中力と愛の力で下絵から自分たちで考えたオリジナル作品
を仕上げてくれた仲良いカップル(見てて羨ましくなるくらい仲良かったです)。
去年も来ていただいた方から、めちゃめちゃいい香りのジャスミン茶を
差し入れいただき、一緒に飲みながら切り絵にも挑戦してもらったり、
辺りが暗くなり始める中、最後まで楽しみながら作品を完成させてくれた女の子。
2日間で40名程度の予定を上回って、たくさんのひとに体験してもらえて、
講師疲れ(?)でクタクタになりながらも、ほんと楽しかったです。

img20081115.jpg

(冷えた雨空のもと、晴れを祈る歌が響く 笑)

せっかく山口へ来たんだからなにか名物料理でも肴に飲みに出ようと
宿にチェックインすると、ロビーでなんと、なぜか「ふるまいカレー」(笑)。
入った時からいいニオイしてるって思ってたけど、めずらしいサービスですね。
飲みに出る前の腹ごなしにとちょこっと食べるつもりが・・・・
カレーとなると自制心をなくす男ですので、気がつけば2杯半。
移動の疲れと、満腹の幸福感とで眠気が・・・・。
ということで、山口名物はおあずけとなり、山口の夜はふけて行きました。

つづく(?)

ふたり展のお知らせです

ここ数年、毎年展示させてもらっている近所のギャラリー、
『ギャラリーとも』さんで、今年も展示させてもらえることになりました。

今回は彫金作家の吉岡まさよさんとの二人展です。
ぼちぼちクリスマスムードが高まってきそうな季節ですが、
そんな素敵な気分をさらに盛り上げてくれるような
アクセサリーや、切り絵に出会っていただけるとうれしいです。

img20081114.jpg


会場は住宅街のとても暖かみのあるギャラリーです。
わかりにくい時は近くからお電話もらえればご案内させてもらいますね。
(毎回、ギャラリーのオーナーさんと近くの道まで走って行ったり来たりしてます 笑)

晩秋ですね

夏から秋の境目がやんわりだったので油断してたら、
ここにきて急に寒くなってきましたね。
最近、会う人会う人に「急に寒くなって来ましたね」
って挨拶のように言ってるような気がしますが、
考えてみればもう11月も半ば、冬はすぐそこですね。

週末は名古屋えびす祭りに出店してきました。
朝からしとしとと地味に降る雨と、冷えだした空気、
無性に温かいスープが飲みたくなる冷え込みでした。

繊維問屋街のお祭りなので、あちこちの店先では
ボワボワした温かそうな婦人物のコートや、ジャケット、
ほお擦りしたくなるようなコタツ布団など
お祭り価格で並べられていて、
雨にも寒さにもまけず、両手いっぱいに戦利品の布団やら
衣料品のはいった袋をさげたお客さんたちが
朝から通りに満ちておられました。

ボクのつくってる切り絵も、夏の暑い時期は青系の絵がよく出て、
寒くなってくると暖色系の絵がよく出る傾向にあるんですが、
やっぱり寒くなってくると、暖かそうなものって魅力的ですね。

出店ブースのすぐ近くでは、入れ替わりパフォーマーのかたが
大道芸を披露されていて、うちのブースからは座ったまんまで
ちょうどいい位置からみれて、ちょっとお得な気分でした。
クライマックスで火を噴かれるパフォーマーのひとがいたんですが、
勢い良く火を噴かれると、5メートル以上離れてるのに、
ほんのりと空気が暖かくなって、これまたお得な気分でした(笑)

初出店で、衣料品パワーに押され気味でしたが、
遠くから訪ねてくれるお客様や、いつも来ていただくお客さん、
たまたま見かけてゆっくり見入って選んでいただいた方、
そして、忙しいなか、とても親身に、にこやかに対応してくださった
主催のみなさんに支えられて、寒いなかでもとても充実した2日間でした。
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