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切りぬいた空のむこう

おくいただしの切ったり貼ったりさぼったり…

2009年11月

参道を楽しむ秋

山口、熊本と続いた秋のツアー(?)の締めくくりは名古屋覚王山です。

別府を夕方に出れば余裕で朝には名古屋で搬入出来ると思ってたら・・・・
温泉おそるべしですね。温泉は人をのんびりさせる魔力が(笑)
別府を出て小倉で高速に乗ったのが22時。
名古屋の搬入時間が8時から9時まで。おお、またしてもギリギリ。
霧の深い夜の高速を滋賀を通り越して一路名古屋へ。

覚王山のイベントは、春と夏はここ数年毎回出店させてもらってるのですが、
秋は日程の都合で久しぶりの参加になります。
秋は、参道のあちこちにオブジェや企画が点在する参道ミュージアムというイベントが
開催されていて、町のあちこちでいろんな発見があって楽しい雰囲気です。
出店者駐車場から会場へ向かう道も華やかでした。

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ワークショップのブースもゆったりととられていて、
いろんなワークショップをゆっくり楽しむ親子連れの方の姿も多く、
お客さんも参加して楽しめる雰囲気でした。

ブースのほうへも、いつも足を運んでくださる方や、
初めて見てくださる方など、終始たくさんの方が足を止めていただいて、
寝不足なんてすっかり吹き飛んで、楽しい時間を過ごさせていただきました。
2日目は残念ながら雨が降ってしまいましたが、それでも活気ある覚王山。
今回はステージの近くでの出店だったんですが、音楽も雨ニモ負けずに熱かったです。
毎回出演されるR&Bのバンドの女性のアレサ・フランクリンが
めちゃめちゃ良くって、今回は出店しながら聞けてお得な気分でした。

地獄へドライブしようぜ

サンハウスの曲名みたいなタイトルですが・・・・
熊本の帰りには、小国の方の温泉や、黒川によっていたのですが、
今回は初めて別府温泉へ。
中学の修学旅行が九州方面で、兄の時は別府もコースに入っていて
地獄巡りをしてきたって話を聞いて、自分の時も楽しみにしてたのに
僕らの時にはコースが変わって、地獄巡りはありませんでした。
ってことで、二十数年の時を越えて念願叶う時が来ました(笑)
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さすが湯の町別府。
朝も夜もモクモクと町中湯の煙であふれてます。
ゆっくり温泉に浸かったり、薬草の上で蒸されたり、砂にうまったりしながら
体がどうなってしまうの?ってくらいに湯の町を堪能しました。

で、憧れ続けた地獄ですが・・・・

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うーん、現世の地獄はなかなか茶目っ気たっぷりの庶民派でした(笑)

熊本は遠くて近い

山口の後、福岡でもつ鍋を食べたりして熊本へ。

去年に続いて二回目の展示になりますが、
一年って早いもんやなあって思いと、えらく懐かしい思いが入り交じって
なんとなく不思議な感じですね。
熊本に来るのはこれで4回目なので、すっかり道は覚えてたつもりが
今年もまたあっちこっちで道に迷ってしまいました(笑)
友達の家に行くのに迷ってる途中で立ち寄った中華料理やさんで見つけた
熊本日日新聞に、今回の展示の紹介をしてもらってるのを発見。

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今回は、去年来ていただいた熊本の友人のそのまた友達の方々が
あちこちに声をかけてくださって、また新しい輪をひろげてもらえて
平日の会期にもかかわらず、たくさんの方に足を運んでもらえました。
千キロくらい離れたところですが、こうしてまた一年ぶりに来て下さる人たちの
顔をみると、子どもの頃の夏休みに里帰りした時のような安心感を感じます。

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すっかり和んだ雰囲気の会場で実演中です。
窓の外には雰囲気ある街の景色を見てると、
いつも『探偵物語』を観たくなります。

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ここの机が妙に体に合うのか、窓から差し込む午後の日差しと、
暖かい風が心地よいのか、ちょっと実演のつもりが
どんどん熱中して切り進んでしまってます(笑)

今回は搬出を済ませた翌日に友達の案内で初めて熊本城の中にも入ってきました。
石垣がほんとキレイな勾配で、近くで観るとまた迫ってくる感じがすごかったです。
天守閣まで昇る階段は「たいがい大変だよ」って聞かされてましたが、
案外するすると昇っていけるので、まだまだ老いてへんなあって安心してたら・・・・
翌々日に謎の筋肉痛が・・・・これってやっぱり?(笑)
お城の近くの中華料理やさんでオススメの太平燕も食べました。
お粥もついてたんですが、両方とも後をひく旨さです。
市内を出て帰り道の車のなかでも、「旨かったなあ」を連発してました(笑)

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天候にも人にも恵まれて、今回も充実の熊本でした。
次回は体験してもらえるような機会をつくれればとか、
週末にかけてゆっくりと観てもらえるようにとか、
はやくも来年のことが楽しみになってきてます。
お世話になってる友達のところの子どもがミルミル成長していたり、
今回も来て下さった方のお子さんも大きくなってたり、
一年って早いようでいて、確実に時間を積み重ねていますから、
来年もまた楽しい展示に出来るように、毎日頑張っていかねばと思います。

あたたかいやまぐち

山口、熊本、そして名古屋とまわって、ちょっと久々に家に戻ってきました。

深い山の重なりの向こうに、凛とした三日月が輝く夜の高速山口へ。
今回で3回目の参加になる『YAMAGUCHI ARTS & CRAFTS』、
初参加の時は、めちゃめちゃ遠く感じた山口までの道も、
体が慣れて来たのか、わりと楽に運転できました。
(といいつつ少し遅れて疲れがくる年頃ですが・・・・笑)

天気予報では雨の予報でしたが、2日間とも晴天に恵まれ
たくさんの方に会場へ。ほんとに活気のあるイベントです。
切り絵のワークショップのほうにも、予想以上のかたが
参加してくださって、2日間ともフル回転でした。
完成まで早い人で40分くらいから、1時間半くらいかかるので
お客さんとじっくり接することが出来ますし、
色選びや、切り方をみてると、それぞれの個性がみえて楽しいです。
(今回のワークショップは色選びがすごく個性的な方が多かったのが特徴的でした。)


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主催のボランティアスタッフの方がワークショップを手伝って下さったのですが、
めちゃめちゃ忙しかったのに疲れを表に出さずに、ひとりひとりのお客さんに
丁寧に、そして楽しく教えてくれて、ほんとうに助かりました。
色選びや、元絵に月や、名前を切り足したいお客さんとも、
一緒になって考えてもらって個性を引き出してもらったり、
「ぼちぼち休憩とって下さいね。」って時も、
「このお客さんの絵の行く末を見てみたいので、それから休憩しますね。」
って明るく答えてもらったりと、ほんと頭が下がる思いです。
(担当スタッフの方がみんな若い女性だったので、僕がデレデレしてると後で指摘されましたが・・・・笑)

YAMAGUCHI ARTS & CRAFTSはイベントに関わるすべてのスタッフに、
イベントを楽しいものにするぞっていう活気が溢れてるように思います。
初めて参加させてもらった時からすごく印象的だったのですが、
搬入搬出の交通整理をして下さる時や、会場準備、後始末の時も
パンフレットや、郵送物に至るまで活気を感じます。
出店者駐車場の整理をして下さってるおじさんも、暖かく見送ってくれて、
「今年も山口に来れてよかったなあ」って思いを胸に、いつも帰ることが出来ます。
ステキなイベントには、どこか共通するスタッフの方の雰囲気があって、
こういう熱意にささえてもらって出店の場を与えてもらえることに
感謝の思いでいっぱいです。

会場に足を運んで下さったかた、支えてくださるスタッフのみなさん
ほんとうにありがとうございました。
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