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切りぬいた空のむこう

おくいただしの切ったり貼ったりさぼったり…

2014年11月

いいねえ

図書館での個展、たくさんの方に観ていただいてありがとうございました。
久しぶりに昔の作品と向き合って、自分自身の刺激にもなりました。
図書館の方が、昔自費出版で出した絵本も置いていてくださって、手に取って読んでると巻末のところに、昔手刷りでつくった奥付が貼ってあるのが残ってあって懐かしかったです。絵本を自費出版した友達と、藤子不二雄さんみたいにペンネームつくろうってことで、学生時代に友達と出版した本は作者がJolly Rogerになっています。「なんか外国の作家みたくてかっこええねえ」って言い合ってた記憶が。そしてその奥付にはふたりの名前が「委託販売員」って肩書きで載せてありました。改めてそれを発見して、あの頃プリントゴッコで印刷していたころのインクの匂いを思い出して、懐かしかったです。

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そして、12月の個展の作品の作成。
めちゃめちゃ楽しいです。切り始めた頃みたいに我を忘れて没頭してます。そして、作成中の作品を、奥さんに「どう?」って感じで見せて、感想をまた活力にかえて机に向かってます。
会場の尾賀商店さんや、ギャラリー咲楽さんの場所も、ぜひ観て欲しい場所なので、12月の作品展、ぜひご来場くださいね。

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出来るだけたくさんのひとに知ってもらいたいので、重い腰をあげて、ついにfacebookをはじめました。びっくりするくらいに使い方がチンプンカンプンで、「いいね」を「いいねえ」って関西なまりで発音してしまってますが、ぜひたくさんのかたにお知らせお願いします。
(そして使い方も教えてください 笑)

しろになる

週末は展示をしている五個荘図書館で体験教室を開催していただきました。
たくさんの方にお申し込みいただいて、賑やかな体験教室になりました。(切ってる間はみなさん集中されてるのでシーンとなるのですが)
今回の教室の助っ人に、弟子の太郎君が草津から来てくれました。
太郎君との出会いは太郎君が小学四年生の春だったので、かれこれ6年くらいになります。お世話になっているギャラリー咲楽さんの春の企画展に参加させてもらった時に、咲楽さんの長男の太郎君が、はじめて切り絵に挑戦してくれました。それ以降、夏の神戸での個展や、体験教室の時はマイカッター持参元気な顔を見せてくれる若いお弟子さんであり、歳の離れた友達です。阪神ネタになって恐縮ですが、太郎君が初めて切り絵に挑戦した時、太郎君のシャープペンがタイガース仕様で、背番号がちょうどその時移籍してきた新井さんの25番で、一緒にタイガース話をしたのが最初でした。あれから数年、太郎君はみるみる背が伸びて、師匠は着実に歳をとって、新井さんは今年で阪神を退団して、いつのまにか太郎君はロッテファンになって(笑)。ほんと月日と流れと人の成長ってすごいですね。
今回、太郎君に参加してもらったのは、体験の助っ人だけでなく、重要な打ち合わせに来てもらいました。前にもお知らせさせていただいた咲楽さんでの尾賀商店最後の展示で、展示会場で飾る題字を太郎君に切ってもらいたくて、その依頼と打ち合わせをさせてもらいました。何回目かの神戸での体験教室の時に、一緒に文字も切ったのですが、それから咲楽さんの企画展などで太郎君の切った題字文字を見る度に、はにかみや、気持ちのやさしさや、芯の強さ、いろんなものがいっぱいつまった切り文字に、師匠は感動してました。今回の展示は白の紙だけを使っての新しい挑戦に自分自身もちょっと緊張していましたが、同じく緊張気味の太郎君、今回切ってもらう用に準備したいろんな種類の白い紙を渡した時、めちゃめちゃ目を輝かせてくれました。あの目の輝きに、大事なものをわけてもらいすごく良い展示になりそうです。
12月の尾賀商店、是非ご来場ください。

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初版のDMが開催日時の時間が18:00までになってますが17:00までの間違えです。
DMは尾賀商店さんほか、いろんなところに置いてもらってますが、遠方の方でご希望の方はメールでお知らせください。









背中をみせない

下関での出店、おかげさまで楽しい出展になってます。
前回来ていただいたお客様や、小倉の出店の時に来ていただいたお客様も来ていただいたりして、覚えていてもらって嬉しいです。
下関出店も早いもので後一日。この週末は下関で「海峡マラソン」が開催されました。コースの景観がすばらしいらしくて、全国からたくさんの参加者が集まるそうです。その為、下関市内はどこもホテルが満室。週末の2日間は海を越えて小倉から出勤でした。海を越えるっていってもJRで2駅なんですが、「海を越える」っていう響きに酔いしれながらの電車通勤。
日曜日は遅刻しないように一本早い電車に乗ってきたので少し早い時間に着きました。出勤まで駅前の大きな歩道橋の広場みたいになってるところで新聞でも読んでゆったりと時間を過ごそうと、石のベンチに腰をおろしました。
すると!お尻全体にヒヤッとした冷たさが。そう、夜のうちに降ってた雨でベンチが濡れてたのです。しかもベンチいっぱいに。他のベンチにもたくさんの人が座ってたし、妙に表面がピカピカだけど、やけに磨いてある石やなって思いながらも確認せずに座りました。こういう時、マンガとかでは「げ!」とか言うんでしょうが、実際そんな声を出す余裕はありませんね。表情もびっくりするのを忘れてしまったみたいに、無表情だったと思います。エサをもらえると思って近づいて来た鳩が、ぷいって感じでUターンしていきました。
しばらくぼーっとしてましたが、出勤までに濡れたズボンをなんとかしなければ・・・・。いっそ全体的にまんべんなく濡らしてしまおうかとも思いましたが思いとどまり、とにかくこの場を離れようと、背後をとられないようにぎこちない歩き方で駅と百貨店の間の細い通路へ。(「太陽にほえろ」のジーパンの殉職シーンみたいな感じです)通路まで来ると、ビルの谷間を吹く風が強く、閃いた一休おじさんは、その風を利用して乾かすことにしました。おかげで出勤時間がギリギリになってしましいましたが、気付かれない程度まで乾いて、無事出勤できました。誰にも言われなかったので大丈夫だと思ってますが、もしかしてみなさん気を遣って・・・・?(笑)

そんな越海通勤も終わって今日からまた下関泊。
軽くお酒も飲もうかと、以前行ったことのあるお店へ。マスターが話上手なひとだった記憶があります。入った時に二組お客さんがおられたんですが、ひとりは偶然滋賀に住んでるひとでした。そしてもう一組のご夫婦もめちゃめちゃ楽しくて仲の良いご夫婦で、楽しい時間になりました。またひとつ下関の楽しみが増えた感じです。

最終日は5時までですが、また下関に来れるように明日も一日頑張りますので、お時間合う方はぜひ遊びに来て下さいね。
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